やっと週末。
今週は娘の中学入学、私の仕事はじめが重なったからかヒジョーに疲れました。特に今日・・・・。
来週からまた授業が始まるので準備も忙しく、多分この週末もパソコンにべったりとくっついているかも。何度シラバスを書き換えたか(笑)。そんなことじゃいけないんだけどね。
昨日、新年度の授業オリエンテーションがあり私も少し担当科目の事でインフォメーションをしたのだけど、その後階下に降りていくと他の学年の学生が2名(女の子)、私を待っていて「ちょっと相談があるんです」と言いました。
ここでは何だし。。。。と面談室に入り話を聞こうとした途端、思いつめたような顔をしたMさんが号 泣し始めびっくり。それを隣のRさんが背中をさすってなだめているのだけど泣き止まない。
泣きながらMさんは「わ、私、過呼吸になりやすくてっ・・・」と言いながらまだまだ泣くので、ビニール袋をもってスタンバッておこうかと思ってしまった・・・・。何事もなく落ち着いてきたの良いのだけど。
で、相談事とは何かと言うと。同じクラスだった子が学校を辞めてしまって、自分の居場所が無いと言う。そして、もっと辛い事に同じクラスの某女子が自分の事を嫌っているらしい、無視をすると言います。・・・・えーーっと。二十歳の子たちなんですけどね・・・・。幼い・・・。
居場所が無い、友達が居ない、焦る、と言う単語を何度も言います。確かに属する母体(?)が無いと心もとないのは分かります。でもあまりにも彼女はデリケート過ぎて・・・。でもそれをストレートに言うのは彼女にはよくありません。
自分の悪いところは治すから、その、無視する子に、自分を嫌う理由を聞いてほしいと言うのです。
私は、それは何の状況の打破にもならないんじゃないかなと言いました。すると、自分で聞いて見ますと言います。
どうして、あなたは自分の悪いところを直す、なんてはじめっから自分が悪いと決め付けるのかな、話を聞いていると少なくともこの件に関してはあなたに悪いと思われる事はなさそうなんだけど。もし、どうしても理由が聞きたいなら、何言われても動揺しないくらいあなた自身が強くなくちゃ駄目、いちいち相手の言葉に動揺して今みたいに泣いてしまうと相手はますます調子に乗るんじゃないかな、と言いました。
なんか、こうやって書いていても思うけれど幼いなあ。そんなにひとりがコワイか。ひとりは寂しいけれど、それでも嫌な相手と付き合うより私はずっと気が楽だと思う。嫌いな人には嫌われても構わない、とまでは言わないけれど、万人とは付き合えないもんなぁ・・・・。
でも、私の思っていることが彼女、Mさんには通じないのもよく分かってます。だって彼女は誰がなんと言おうと、今、現に辛くて辛くて泣いてしまうほどなんだもんね。
自分の事を「気が弱い」と言うので「気が弱いって言うんじゃなくて『控えめ』何だと思うよ」とか「ぎりぎりまで我慢しちゃう癖がある」と言うのは「頑張り屋なんだね」等返して頭の体操をするかのように会話をしました。
結局、2時間ばかりのお話。最初は自分の居場所が無いと言う話だったのですが、段々色んな話をしてくれて子どもの頃の話や中学時代にもいじめを受けていたことまで私は聞いていました。
語りたかったんだろうと思う。話すだけ話したらすっきりしたように顔つきも変わって帰っていきました。
また、辛くなったら来ると言っていました。
友達関係が上手くいく、行かないは最近の学生には死活問題で(いや、まじでまじで)、実際にそれで学校を辞めていく子も少なくありません。
何度も言いますが、二十歳の子たちのお話です。